村上正邦の不惜身命その158

● 渋谷の繁華街をゴミだらけにするなら、ハロウィーンなどやるな!

 ありがとうございます。

 私は、祭りが大好きな男です。
 それが嵩じて政(まつりごと)の世界に入った、というのは冗談ですが、大勢の人々が笑顔にあふれる祭りは、実に楽しいものです。
 祭りは大いに愉快に、そして真剣にやるものだと常々思ってきました。

 しかし、自分たちだけ楽しんで、ひとさまに迷惑をかけることは、祭りではありません。愚か者たちによる乱暴狼藉に過ぎません。

 何時、どこの広告宣伝屋が仕掛けたのかは知りませんが、ハロウィーンなる西洋の風習が最近、わが国に入ってきました。
 ハロウィーンは、古代欧州で栄えたケルト民族の信仰に由来し、元々は、毎年10月31日に、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的な意味合いを持っていたといいます。橙色のカボチャをくりぬいて飾ってみたり、お化けなどに仮装して楽しむ、今のようなお祭り騒ぎになったのは、ハロウィーンが米国に渡ってからのようです。

 今年も10月31日、このハロウィーンが都内の繁華街で行われました。
 テレビの報道を見て、私は呆然とするばかりでした。仮装した大勢の若者たちが集まって、中には路上にあふれて騒ぐ若者もいたようです。騒ぐだけならともかく、そこらじゅうにゴミを散らかし、そのまま帰ってしまった。
 ビールや酒のビンや缶、食べものの包み紙、脱ぎ捨てた仮装の衣装、紙くず等など…、挙げればきりがありません。特に、交通規制まで敷かれた東京・渋谷の繁華街がひどかったようです。

 ゴミを散らかし、傍若無人に振舞う若者たちに、祭りを楽しむ資格などないと、私は考えます。道路規制などに当たった警察官諸君は、こうした不届き者たちに対し、優しく諭すだけでなく、公衆道徳を教えるため、厳しくお灸を据えてもよかったのではないか。私はテレビ報道を見ながら、そう思いました。
 若者をただ甘やかすだけではいけません。社会ルールを教えるべき時には、厳しく教え、諭すことも必要なのです。
 野暮なことだと言われることは承知の上で、私は公共の街角で、恥ずべき行動をとる者がいれば、一罰百戒の意味も込めて摘発することも考えるべきではないか、と私は思うのです。

 しかし、ハロウィーンに参加した若者の中には、ゴミ袋を持参して、知らぬ者たちが散らかしたゴミを黙々と拾う感心な姿もあったようです。商店街やボランティアの皆さんが清掃し、翌朝には渋谷の町は綺麗になっていました。こうした心を、ハロウィーンに参加するすべての若者に持ってほしい。

 私は、今上陛下がご在位10年をお迎えになった時の記念祝賀会のことを思い出しました。
 祝賀式典は平成11年11月に皇居前広場で行われましたが、この時、私が実行委員長を務め、Ⅹ-JAPANのYOSIKIに皇居前で行う式典でのピアノ演奏を依頼しました。YOSIKIのファンの若者が大勢参加してくれ、皇居前広場は人々で溢れんばかりでした。演奏のあと、YOSIKIは「皆さん!ゴミを残すことなく、綺麗に片付けて下さい」と呼びかけ、ファンの若者たちは整然とゴミ一つ残さず、会場を後にしたのです。

 これには一つのきっかけがありました。この年の7月、私は友人に誘われて千葉の幕張メッセで開催されたGLAYのコンサートを観に行きました。20万人もの若者を集める前代未聞のコンサートでした。このコンサートが終わったとき、「ゴミはちゃんと片付けましょう!」と呼びかけ、若者たちはゴミ一つ残さず、綺麗に片付けたのです。私には、この時のことが強く印象に残っていたのです。
 こうした若者たちならば、我が日本国を託しても安心だ、と思ったものです。

 若者たちに申し上げたい。
 来年のハロウィーンは是非とも「立つ鳥跡を濁さず」の心で、祭りを楽しんでもらいたい、と。

 ところで、我が国の伝統的な祭りの一つである岸和田の「だんじり」祭りで、この4月に2人の死者がでたことが報道されていました。楽しいはずの祭りで死者が出ることなど、決してあってはならぬことです。
 
 西洋に起源のある祭りや、古来の伝統的な日本の祭りを、楽しく安全なものにする必要があります。
 特に、日本各地に残されている古来からの祭りは、地域の共同体の要とも言うべき大切な存在です。日本はこうした祭りで地域の人々が一体感を持ち、地域の、そして国の発展に繋がってきたという歴史があります。

 現役の国会議員諸公に申し上げたい。
 新自由主義経済が横行し、国民一人ひとりの繋がりや縁が希薄になっている今こそ、地域共同体を支えている「祭り」を再興するため、「お祭り議連」を発足させて頂きたい、と思います。是非ともご検討頂きたい。

● 警察官の事件が多すぎる。粗製濫造になっていないか?

 「窃盗容疑で逮捕」(宮城県警巡査長)
 「信号無視でパトカー追跡受け逃亡して逮捕。停職で依願退職」(兵庫県警巡査部長)
 「収賄容疑で逮捕」(神奈川県警巡査部長)
 「おばあさんを車ではねて逮捕」(岩手県警巡査)
 「通報で駆け付けた女性宅から5万円盗んだ容疑で逮捕」(埼玉県警巡査長)
 「当て逃げで酒気帯び逮捕」(山口県警巡査)

 最近、新聞で報じられた警察官による事件です。わいせつ事件やひき逃げ、調書の虚偽記載など枚挙に暇ありません。昨年は、埼玉県警と大阪府警の警察官が、殺人容疑や集団強姦容疑で捕まっています。

 10月24日付の毎日新聞によれば、平成27年の1年間の間に懲戒処分を受けた警察官は293人もいたそうです。昔よりは減ったそうですが、それでも異常な数字です。さらにおかしいのは、このうち99人は、窃盗や強制わいせつなど法令違反があったにもかかわらず処分時に公表されていなかったそうです。
 処分される警察官の多さも、それを正直に明かさない警察当局の姿勢も、とても正常とは言えません。
 警察官の仕事は、国家社会の平穏を守るという崇高な職務です。それだけに、武器の携行も許され、「おまわりさん」「刑事さん」として、社会でも尊敬されているのです。国民の期待を裏切る者が続出しては、警察官に対する信頼も、警察組織の威信も損なわれてしまいます。
 
 真っ当な人間であれば、先に挙げたような罪に服することは、まずありますまい。警察に入る者の質が落ちていないか心配でなりません。粗製濫造では、いくら制服を着る人数が増えても間に合わないのです。

 警察上層部の諸氏に申し上げたい! 
 君たちは本来の職務執行に最大限の努力をしているのか。知恵をしぼっているのか。優秀な人材を集めるよう、君たちが努力しないでどうするのかと言いたい。予算などで、政治の助力が必要であれば、堂々と要求すればよい。

 勇敢で誠実な警察官を育ててこそ、犯罪を抑え、暮らしやすい日本ができると思うのです。
 日本中で日夜、奮闘努力してくれている大多数の警察官の皆さんに、心からの感謝を捧げたいと思います。

 合掌

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