村上正邦の不惜身命その153

● 二階幹事長は国土強靭化に全力で取り組むべし!

 ありがとうございます。
 
 今日から九月ですが、相変わらず酷暑が続いています。
 皆様は如何お過ごしでしょうか。
 地球温暖化が進んだためでしょうか、今年は台風が異常発生し、各地に大きな被害をもたらしています。いったん日本の南海上に去った台風十号が大型化し、迷走の挙句、東北地方に上陸しました。
 
 この台風で岩手県岩泉町では小本川が急速に増水して氾濫し、高齢者施設を襲って九人の方々が死亡、安否が確認できない方々は一千人余に上っているようです。さらに青森県や北海道など日頃、台風の被害とは無縁の地域にも大きな被害をもたらしました。
 亡くなられた方々に心からのお悔やみを申し上げます。また被災された皆さまには一日も早い復旧の手が差し伸べられるよう祈るばかりです。
 
 私は八月下旬に秋田県などを巡り、東北地方の素晴らしい自然と暖かい人情に触れてきました。今も素晴らしい自然が残されているということは、とりもなおさず、明治維新以来、政府のインフラ投資がほとんど行われてこなかった、ということの証左でもあります。

 明治以降の東京・京阪神を中心とする近代化は、実は東北・北海道の犠牲の上になされてきたということを、今回の東北・北海道の大きな被害が証明したとも言えるのではないかと思うのです。

 五年前の東日本大震災の時に、「想定外」という言葉が言い訳に使われましたが、今回はもちろん、今後も決して「想定外」という言葉を使ってはならない。国民の生命と財産を守るために、政府は全力を尽くすべきなのです。

 こうした自然災害による痛ましい被害を見るにつけ、我が国は「治山治水」を始め、国土の整備が遅れていることを痛感します。四十数年まえ、国土の均衡ある発展を 実現すべく「列島改造論」を掲げ、山間僻地にも政治の光を当てようと必死の努力をされた田中角栄総理を思い出します。
 不運にも中東戦争勃発に起因するオイルショックで物価が急騰し、角さんの「列島改造」は敢えなく挫折してしまいました。しかし、角さんの掲げた「列島改造」・国土の均衡ある発展は、今も政治の取り組むべき最重要課題であることに変わりはない、と私は思います。
 国とは、そこに住む人々、そして故郷があって、初めて生き生きとした活力を生み、未来を育むものなのです。
 
 かつて一時期、「公共事業不要論」が台頭し、治山治水を含む建設予算が大幅に削られました。現在もその傾向は続いています。この結果、建設業が衰退し熟練工も減少し、「いざ!」と言う時の資材や人件費の高騰という状況を生んでいます。東京五輪会場や築地市場の移転先である豊洲市場の建設費の異常な高騰の一因にもなっています。私はこの「公共事業不要論」は大いなる失政であり、間違いだと考えています。

 我が国は三十七万平方キロという狭小な国土に、一億二千数百万の人々が生活しています。しかも、国土の七割が山地です。国民が生甲斐をもって豊かに暮らすには国土を整備することが重要であることは言うまでもありません。

 今回の安倍政権の改造人事で、私の盟友である二階俊博さんが幹事長に就任され、しかも、これまで政調会長の下に置かれていた国土強靭化総合調査会を「国土強靭化本部」に格上げし、自ら本部長に就かれました。

 公共事業不要論がまだまだ論じられているようですが、ここは二階幹事長に勇断を揮っていただき、恵まれない地方のインフラ整備に大いに投資をしていただきたいと思うのです。

 「故郷を離れて人は無く、人を離れて故郷はあり得ない

 古人はこんな素晴らしい言葉を残しています。
 国民一人ひとりの故郷を自然豊かで、しかも経済的に豊かなものにすることが、政治の要諦だ、と私は考えます。

 明治維新から150年ほどになります。かつて賊軍の地であった東北・北海道は 政治の恩恵に浴することが少なく、貧しく、恵まれぬまま今日に至っています。

 戦前は屈強なる兵隊として、戦後の高度成長期には安価な労働力として、東北・北海道の人々は国の発展に貢献してきました。しかし、残念なことに、東北・北海道に政治の光は当らなかったのです。その結果が、今回の大災害を生んだと、と言っても過言ではないでしょう。

 今こそ、こうした恵まれぬ地方への暖かい思いこそが、政治に求められていると思います。

 二階幹事長にはこうした明治維新後の大きな流れをも踏まえて、「国土強靭化」に先頭に立って、さらなるご活躍を祈ること切なるものがあります。

 先月訪ねた東北地方が甚大な被害にあったことを知り、どうしても一言申し上げたいと、拙文を綴りました。
 ありがとうございます。

 感謝合掌 

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>