村上正邦の不惜身命その143

● 自公巨大政権に戦いを挑む「野党統一候補」は決して野合ではない

 ありがとうございます。

 一昨年の総選挙で自民党が圧勝し、「一強多弱」状況が生まれ、公明党との連立政権が傍若無人、絶対的な権力を揮っています。無力感すら漂う野党は自公政権に全く歯がたたないのが現状です。

 こうした中、ようやく民主党と維新の党が三月中に合流することになりました。今夏は参院選が予定されており、衆参同時選挙も取り沙汰される中、野党が団結し、巨大与党に戦いを挑むのは当然であり、遅きに失した感すらあります。
 
 水も流れが滞れば腐敗します。政治も同様です。圧倒的多数を占める巨大与党は驕り高ぶり、腐臭すら漂っていると、敢えて言いたい。
 
 通常国会冒頭から甘利TPP担当大臣の金銭授受疑惑が発覚し、辞任に追い込まれましたが、閣僚からは失言が相次いでいます。政権の座に胡座をかき、緊張感が全く失せているのです。巨大与党に拮抗できるような野党の存在がない今の状況では、政治は混迷を続けるだけです。こうした状況が続く限り、国民の政治への信頼感は地に堕ちる一方だと、私は思います。

 それにも拘らず、世論調査では安倍政権の支持率は上がっていますが、それは野党が余りにもだらしないからです。今の状況が続けば、議会制民主主義は崩壊してしまうのではないか、と私は危機感を持っています。

 こうした状況を打破するには、野党が国民の信頼を取り戻すため、必死の努力を重ねる以外、方法はないのです。野党の再編成は必須の課題なのです。
 
 ここにきて、民主・維新の合流がようやく実現する運びになりましたが、他の野党も含め、大いに率直な議論を踏まえ、大胆な再編を実現して欲しいと思います。
 
 注目すべきは、参院選を目前にして共産党が一人区で候補者を立てないと、大胆な提案をしていることです。参院選を考えれば、野党各党はこの共産党の提案を真摯に受け止め、率直に協議を行うべきだと、私は考えます。
 
 野党がこのままの状況を続ければ、絶対的な多数を占める自公政権は、特定秘密保護法成立、集団的自衛権行使容認、辺野古新基地建設など、国論を二分する問題を民意を無視して強引に推し進めてきたように、今後も強引な国会運営を続けることは眼に見えています。

 自民党や公明党の諸君、さらには、マスメディアは「政策の一致をみない野合にすぎない」と切って捨てます。しかし、果たしてそうでしょうか。
 
 民主・維新新党と共産党の票が合算すれば、かなりの選挙区で自民党候補と互角の戦いができるようになります。だからこそ与党の諸君は、「野合」という下卑た言葉を使ってまでして攻撃するのです。
 
 巨大な自公政権に戦いを挑むために、野党が協力するのは当然です。野党の中にも、気骨稜稜とした古武士のような、日本のサムライの血脈を受けた議員がいることに気付いて欲しいと思います。

 志位共産党委員長は先日、「国民連合政府」構想を「横に置いておく」と表明しました。選挙区に候補者取り下げと並んで、清水の舞台から飛び下りた実に見事な決断です。私は、政策的に共産党と相容れるものはありませんが、今回の政治的決断は高く評価したい。
 
 国民が望んでいるのは、与野党が拮抗し、緊張感を持って国政に取り組むことなのです。野党が力を結集して巨大与党に挑む、そのためには小異を残し、大同に就くことは必要なことです。
 
 政治の要は、国家国民のためであって、決して党利ではないことを改めて申し上げたい。

 ● 個人消費に打撃を与え、日本の経済成長を止める消費税増税は愚策だ

 ● 一〇%増税は凍結しなければならない。政治が決断するときだ

 政府は平成二十九年四月に、消費税率を一〇%へ引き上げる予定です。これは、日本の経済成長を止める愚策中の愚策です。
 首相官邸にいる安倍総理の側近に、消費税増税を先送りする論理を展開している者がいますが、先送りではダメ、凍結するのでなければなりません。

 平成二十六年四月に、消費税率は、それ以前の五%から八%へ引き上げられ、国民生活、日本経済に破壊的衝撃を与えました。これが安倍政権の目指すデフレ脱却どころか経済成長の減速を招いたのです。安倍総理ですら、「八%への引き上げが消費に大きな影響を与えたのは事実だ」と語っています。
 
 この愚を再現してはなりません。
 
 中国経済の失速、行き過ぎた原油安などに端を発した世界経済の低迷によって、日本経済も悪影響を受けています。そんな時に、すべての国民、企業が痛税感を味わう消費税増税を強行したらどうなるでしょうか。二十六年のときのように、個人消費や家計が冷え込むのは明らかです。

 今は消費税増税を凍結すべきです。それが、日本経済の成長と国民生活を守る唯一の道だと思います。政治家は財務官僚の甘言に惑わされてはなりません。

 政治の要諦は「強きを挫き、弱きを助ける」ことにあると、私は固く信じています。

 さて、先日、国勢調査の結果が発表されました。それによれば、我が国は建国以来初めて人口減少が数字としてはっきりと示されました。

 『古事記』に次の一節があります。

< 伊邪那岐命詔りたまひしく、「愛しき我が汝妹の命、汝然為ば、吾一日に千五百の産屋立てむ」 <

 その通り、我が日本国は爾来人口は決して減少することなく、今日まで来たのです。つまり、人口減少は日本建国以来始めての事態なのです。この最大の原因は、経済的理由で「人工中絶」を認めたからで、一時は年間数百万もの命が失われてきました。

 次回のブログでは、改めて「人工中絶」問題を取り上げて、私の考えを皆さまに聞いていただきたいと思っています。
      
                 
 感謝合掌

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村上正邦の不惜身命その143 への1件のフィードバック

  1. 長谷川順一(元新宿議会議員) のコメント:

    志位委員長を野武士に喩えて頂き有り難うございます。
    本日、スポーツ庁長官鈴木大地名で文書が到達しました。
    小生のブログカテゴリー「新国立競技場問題」をご覧くだされば幸甚です。

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